スマホの意外な大敵『結露』 にご用心!そのスマホ写真の白いモヤ、結露による水没のせいかも?
「スマホで撮った写真、白いモヤモヤが映ってる?レンズのせいかなあ」と持ち込まれるケースで多い原因が「水没」です。
「えっ水没させたりしてませんけど、、、」
スマホ水没の原因は「水にドボン」だけではありません!
スマホで撮影した写真にいつも映り込む白いモヤの原因の多くは、内蔵カメラのレンズ内に発生した「結露」です。
アクシデントによる水没よりも、むしろ「結露」によってスマホ内部が水浸しが原因のことが多いのです。アクシデントも結露も、どちらも結果は同じ「水没」になります。一刻も早い処置がスマホを救います。気をつけてくださいね。
今年は暖冬だし「結露」なんて関係ない、そう思われる方も多いと思います。しかし、結露が発生する条件は内外の気温差が大きく湿度が高いこと。昼間の気温が高くても朝晩しっかり冷え込む冬から春先にかけてのこの季節、そして真夏にさえスマホ内に「結露」は起きていますよ!
なぜスマホ内で結露、水没が起きるの?スマホ結露の原因
ダントツで持ち運びの多い電子機器が、スマホです。毎日使用するうちに歪みや部品の緩みが生まれ、経年劣化でパーツに隙間が生まれます。その隙間から内部に水分や蒸気が入り込み、外気の条件によってはスマホ内に結露が発生しているのです。スマホの内部は電子基盤や部品で一杯。そこで結露したら、水濡れしたときと同じ故障の原因になります。
どのスマホも使用するうちに結露している可能性があります。スマホ内に結露が発生しにくいのは新品のうちだけです。
知らない間とはいえ、恐ろしいですよね。
生活シーン別にみるスマホ結露の原因と対策4パターン
1. スマホを窓際に置いてしまう
窓に結露が発生しているような場合、窓ガラスと同様、スマホ内も結露してしまいます。窓際にはスマホを置かない、換気したり窓ガラスの水分を拭き取ったりするだけでも効果があります。
2. アウトドアや旅行
スキー場や旅行先ではスマホで写真を撮影してインスタにあげたり、LINEで送ったりしますよね。コートやジャケットのポケットに入れて持ち歩くと、スマホ本体もつめたく冷えてしまいます。そのまま屋内の暖かいところに移動するだけでスマホ内に結露が発生していることも。
寒いところではポケットに手を入れてスマホを温めたり、暖かい屋内に入る前に、玄関先にスマホをしばらく置いておくなどすると結露しにくくなります。
3.車のエアコンの吹き出し口もご用心!
自動車内のドリンクホルダーにスマホをポイと置いたりしませんか?確かに置き場所にちょうどいいのですが、吹き出す冷風や温風がスマホに直接あたることで結露を引き起こし、内部に水滴が付着してしまう場合があります。これも水濡れ故障の原因です。
4. サウナやスチームルームでのながらスマホ
室内湿度も高く結露の発生しやすい典型的な環境です。スマホの防水性能を過信しないでください。人の身体以上に影響を受けやすいのが精密機器です。スマホはパソコンと同じだと思ってくださいね。
防水?耐水?
スマホはバージョンアップして新しい機種になるほど防水性能は上がっています。しかし、 iPhoneのケースで言いますと「完全防水」ではないのです。 iPhone では防水ではなく「耐水」という表現が使われています。 少しわかりにくいので、実際の例を挙げてみます。
Apple社によると、未使用のiPhone11を水深2メートルの水中に30分静置しても水没していなかったと実験結果を発表しています(https://support.apple.com/ja-jp/HT207043)。
ある程度は安心できる結果ですが、スマホは使い始めた瞬間から劣化します。結露や水分への接触については、気をつけ過ぎるほど注意したほうが良いと思います。
スマホを結露から守るには、丁寧なケアと早めのメンテナンスがいちばん。
生活に欠かせないスマホだからこそ、結露などで故障しないように努めたいですよね。急激な温度変化を避ける、避けられないときは気温変化を和らげるひと手間を取り入れましょう。
典型的な例をいくつか取り上げましたが、もし「結露かも?」と思われたら、何もしないで一刻も早くお店に修理に持っていくことが大事です。水=故障ではなく水が原因で起こるサビが大敵なので、早急に端末を開けてクリーニングすることで影響を最小限にとどめられます。
結露がうたがわれる不具合の修理も iPhone修理工房で承っています。お気軽にお問い合わせくださいね!