スマホの接触不良で充電できない場合の直し方とは?原因からわかる対処法を解説
スマホが充電できないとき、「故障かも…」と不安になるでしょう。
しかし、実際には接触不良が原因であるケースが多く、簡単な対処で解決することもあります。
本記事では、スマホ充電の接触不良の原因とその直し方について詳しく解説します。
そもそもスマホの充電ができない原因とは【iphone・android共通】
そもそもスマホの充電ができない原因はいくつか存在しますが、主な原因は以下の通りです。
- 充電口に汚れが溜まり接触不良を起こしている
- スマホ本体が熱を持ってしまう
- 充電ケーブルが断線している
- スマホ本体が濡れている
- バッテリーが劣化している
- 過放電状態になっている
詳しく解説します。
充電口に汚れが溜まり接触不良を起こしている
スマホの充電がうまくいかない原因のひとつとして、充電口に汚れが溜まって接触不良を引き起こしている可能性が考えられます。
充電口は、日常的にスマホを使用する中でほこりやゴミが入り込みやすい箇所です。
特に、ポケットやバッグの中にスマホをそのまま入れて持ち歩くことが多い場合、小さな繊維くずや微細なゴミが蓄積しやすくなります。
これらの異物が充電端子に付着すると、充電器との接触が不完全になり、電力がスムーズに供給されなくなるのです。
スマホ本体が熱を持ってしまう
スマホの内部には熱を感知するセンサーが搭載されており、一定以上の温度になると安全機能が働いて充電を制限する仕組みがあります。
これは、バッテリーの劣化や発火のリスクを防ぐための重要な保護機能ですが、その結果として充電が一時的に停止したり、遅くなってしまったりする恐れがあるのです。
スマホが高温になる原因としてはいくつかあります。
例えば、充電中に高負荷のアプリやゲームを使用した場合、CPUやGPUが多くのエネルギーを消費して発熱するため、本体が急激に熱くなることがあります。
また、直射日光が当たる環境での使用や、夏場の車内のように高温多湿な場所でスマホを充電すると、外部環境によっても温度が上昇するでしょう。
充電ケーブルが断線している
充電ケーブルは、スマホに電力を供給する重要な役割を果たしていますが、その構造上、使用状況や経年劣化によって断線が発生しやすい部品でもあります。
特にケーブルを頻繁に折り曲げたり引っ張ったりする使用習慣がある場合、内部の細い導線が損傷を受け、電気の流れが途切れることがあるのです。
断線が疑われる場合、まずはケーブルの外観を確認すると、被覆が裂けていたり、曲げたときに不自然な硬さや緩みを感じたりします。
こうした兆候が見られるときは、内部で断線が進行している可能性が高いです。
スマホ本体が濡れている
スマホには精密な電子部品が多数組み込まれており、水分が内部に侵入すると、これらの部品に悪影響を及ぼします。
特に充電口は外部と接触する部分であるため、水滴が入り込みやすく、接触不良やショートを引き起こす可能性があります。
多くのスマホは防水性能を備えていますが、完全に水分の影響を防ぐわけではありません。
たとえば長時間水に浸かっていたり、高圧の水がかかったりすると、充電口やスピーカー部分などの防水処理が不十分な箇所から水分が浸入する場合があります。
また、湿気の多い環境での使用や、雨の日に濡れた手で操作をすることでも、微量の水分が本体内部に入り込む可能性があるでしょう。
バッテリーが劣化している
バッテリーの劣化も充電ができない要因の1つです。
リチウムイオンバッテリーは、使用を重ねるにつれて徐々に性能を失い、充電ができなくなる、または充電してもすぐに減ってしまうといった症状が現れることがあります。
バッテリーの劣化は主に、充電回数の増加や充電方法の影響によって進行します。
たとえば、頻繁なフル充電や0%までの完全放電を繰り返すことは、バッテリーに負担をかける要因です。
また、高温や低温環境での充電も劣化を加速させることがあります。これにより、バッテリーの内部で化学的な変化が進み、蓄電能力が低下してしまうのです。
過放電状態になっている
過放電とは、スマホのバッテリーが極端に電力を失い、通常の充電では回復できなくなった状態を指します。
リチウムイオンバッテリーは深い放電を繰り返すと内部の化学反応が進行し、バッテリーセルがダメージを受けることがあります。
結果、電流が正常に流れなくなり、充電器を接続しても反応しない、または充電が非常に遅いという状況に陥るのです。
スマホの充電ができない時の直し方とは【iphone・android共通】
スマホの充電ができない時は、主に以下のやり方を試して直しましょう。
- 充電ケーブル・アダプターの抜き差しを実施する
- 充電ケーブル・アダプターを変更する
- スマホが濡れている場合は本体を乾かす
- スマホが発熱している場合は本体温度を下げる
- ソフトウェアを更新する
- 充電コネクタ・プラグを掃除する
- スマホのバッテリー交換を行う
詳しく解説します。
充電ケーブル・アダプターの抜き差しを実施する
充電に関連するトラブルの多くは、接続不良や一時的な誤作動によって発生するため、接続部分をリセットすることで問題が解消することがあります。
まず、スマホ本体から充電ケーブルを慎重に取り外します。この際、端子部分に無理な力を加えないよう注意が必要です。
続いて、ケーブルとアダプターの接続部分を確認し、一度取り外してから再度しっかりと接続します。
ケーブルの差し込みが浅い場合、電力が適切に供給されず、充電が始まらないことがあるため、確実に奥まで差し込むことを意識してください。
充電ケーブル・アダプターを変更する
充電機器は日常的に使用されるため、経年劣化や物理的なダメージを受けやすく、これが原因で充電不良が発生することがあります。
特に内部の断線や接続端子の摩耗が見られる場合には、交換が必要です。
充電ケーブルの状態を確認し、ケーブルに目視できる損傷やねじれがある場合、それが断線の原因になっている可能性があるため、新しいケーブルを用意しましょう。
スマホが濡れている場合は本体を乾かす
スマホ内部に水分が入り込んだ状態で充電を行うと、電気と水分が反応してショートを引き起こし、本体の故障やさらなる損傷を招く恐れがあります。
特に防水性能があるモデルでも完全に水分の侵入を防げない場合があるため、注意が必要です。
スマホ外部の水分をできるだけ除去し、自然乾燥させたり乾燥剤を使ったりして乾かしましょう。
スマホが発熱している場合は本体温度を下げる
スマホが発熱している場合、まず最初に行うべきことは本体の温度を下げることです。
スマホが過熱すると、充電ができなくなるだけでなく、内部のバッテリーや電子部品に深刻なダメージを与える可能性があります。
使用を一時的に中断し、冷却を促進するために通気性の良い場所に置くことが重要です。
冷却が進むと、スマホ内部の温度も自然に下がり、過熱の状態が改善します。急いで冷却を図るために冷蔵庫や氷にスマホを直に触れさせることは避けてください。
急激な温度変化がスマホにさらなる損傷を与えることがあるため、常温の涼しい場所に置くのが最適です。
ソフトウェアを更新する
スマホのバージョンが古くなっていると、充電関連の不具合が発生することがあります。
これは、OSの更新が行われることによって、バッテリー管理や充電に関するシステムの最適化が行われるためです。
最新のソフトウェアにアップデートすることで、これらの問題が解決することがあります。
ソフトウェアの更新は、スマホの充電機能を改善するために重要です。たとえば、バッテリー管理のアルゴリズムや充電の制御に関するバグが修正されることがあります。
これにより、過充電の防止や充電速度の向上、バッテリーの効率的な使用が期待できます。
充電コネクタ・プラグを掃除する
充電コネクタやプラグの掃除を行うことで、接触不良を解消し、充電機能が復旧する場合があります。
掃除を行う際には、慎重に作業することが重要です。まず、スマホや充電ケーブルをすべて取り外し、充電ポートやプラグの中にホコリや汚れがないかを確認します。
次に、柔らかいブラシやエアダスターを使用して、慎重に汚れを取り除きます。
エアダスターはホコリを吹き飛ばすのに効果的で、強く押しすぎないように注意しながら使用することがポイントです。
スマホのバッテリー交換を行う
バッテリーは時間とともに劣化し、充電機能が正常に働かなくなることがあります。この場合、バッテリー交換を行うことで充電不良を改善することが可能です。
バッテリーが劣化すると、充電してもバッテリーが十分に充電されない、または充電してもすぐに電力がなくなってしまうという症状が見られます。
バッテリーは繰り返し充電を行うことで内部の化学反応が進み、最大容量が低下します。その結果、充電の効率が悪くなり、最終的には充電ができなくなることもあります。
特に、バッテリーの交換サインとして、スマホが高温になる、急激にバッテリー残量が減る、または充電してもバッテリーが増えないといった症状があります。
スマホの充電口の修理は自分でできるが修理店に依頼するのもあり
スマホの充電口の修理は自分でも対応できますが、どうしても直せなければ修理店に依頼するのもおすすめです。
ここからは、修理店に依頼するメリット、デメリットを解説します。
修理店に依頼するメリット
プロの修理店では経験豊富な技術者が作業を行うため、修理の精度が高く、確実に問題を解決できます。
自分で修理を試みる場合、失敗してしまうリスクや、他の部品にダメージを与えてしまう恐れがあるため、そのようなリスクを避けるためにも修理店に依頼する方が安心です。
また、修理店では専用の工具や設備を備えており、充電口の修理に必要な部品を迅速に取り寄せることができます。
自分で修理を行う際、必要な部品や工具を揃えるために時間や労力がかかることがありますが、修理店に依頼すれば、必要な部品や材料をすぐに手に入れ、短時間で修理を完了させることが可能です。
修理店に依頼するデメリット
修理店に依頼すると、修理費用が発生する点がデメリットです。
特に保証が切れている場合や、メーカー保証が適用されない場合は、修理費用が高額になることもあります。
自分で修理を行えば、部品代のみで済ませることができるため、コストを抑えることが可能です。
ただし、自分で行うとなれば手間や労力がかかるため、もし自分で治せなければ修理店に依頼する方が良いでしょう。
直し方を実践しても直らなかった場合は修理店へ相談を
充電ができないとなればスマホの充電がなくなってしまい、連絡が取れなくなり、日常生活に支障をきたす恐れがあります。
まずは自分で対応できることを行い、それでも直らなければ修理業者への依頼が必要です。
もし、それでも直らなかった場合は修理業者へ依頼するのがおすすめです。特にスマホ修理工房では、以下のような安心充実のスマホトラブル保証をご提供しております。
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