Switchを修理に出す前に確認しておくべきこととは？どこに修理に出すのがいいかも解説
Nintendo Switchが故障して、焦っている方がいらっしゃるかと思います。しかし、すぐに修理に出す前に一度立ち止まりましょう。自宅で簡単に解決可能な問題であることが多いです。この記事では、修理に出す前に自分でできるチェックリストと、よくあるトラブルシューティング方法をご紹介します。安易に修理に出す前に、これらのステップを試して、時間と費用を節約しましょう。
Switch本体の不具合で確認すること
再起動を行う
Nintendo Switchの不具合が発生した際、最初に試すべき簡単な対処法は「再起動を行う」ことです。再起動は、システムの小さなエラーやフリーズを解消することがあります。具体的には、本体上部の電源ボタンを3秒間長押しした後、「電源オプション」を選び、「再起動」を選択してください。これだけで問題が解決することも多いので、修理に出す前にぜひ試してみてください。
電源ボタンを長押しする
画面が固まって動かない、画面が暗くて電源が入っているか分からないなどの場合は、電源ボタンを長押ししてみましょう。具体的には、電源ボタンを12秒以上長押しして、本体を強制終了させた後、少し時間を置いてから本体の電源を入れてみましょう。これにより、凍結やシステムエラーがリセットされ、正常な状態に戻る可能性があります。再起動より深いリセットを促すため、より効果的な場合があります。修理に出す前に、この方法を試してみてください。
本体の更新を行う
ここまで見てきた方法を試しても、問題が解決しなかったという方もいらっしゃるでしょう。そこで、Switch本体の更新を行うことも、Switch本体の不具合が見つかったときに試すべき対処法の一つになります。Switch本体を最新バージョンに更新させることで、不具合の解消に繋げます。システムバージョンを手動で更新する場合、手順は次のようになります。
本体をインターネットに接続⇒HOMEメニュー⇒設定⇒本体⇒本体の更新
充電・充電器を確認する
Switchが正しく充電されない場合や起動できない場合には、充電・充電器やケーブルの問題がないか確認が必要です。まず、本体の充電がなくなっていないか確認しましょう。また、公式の充電器を使用し、ケーブルに損傷がないかチェックしてください。コンセントが正常に動作しているかも確認しましょう。異常が見られる場合は、充電器やケーブルを交換して問題が解決するか試してみてください。これにより、修理に出す必要がなくなることもあります。
接続環境や設定を確認する
Switch本体の不具合には「接続環境や設定」の確認も有効です。具体的には、SwitchとWi-Fiルーターの状況、接続環境、テレビの設定をそれぞれ確認しましょう。以下にそれぞれ確認すべき内容をご紹介いたします。
SwitchとWi-Fiルーターの状況
Switchとルーターの距離が適正（2〜3ｍ）か、Switchとルーターの間に障害物がないか
接続環境
ACアダプターを直接コンセントに差しているか、HDMIケーブルを正しい位置に差しているか
テレビの設定
テレビの入力切替で「HDMI」を選択しているか、テレビとの電源連動がオンになっているか、（HOMEメニュー⇒設定⇒テレビ出力⇒テレビとの電源連動）
ジョイコンの不具合で確認すること
シンクロボタン・ボタン動作を確認する
ジョイコンを触っていないのに画面が勝手に動くときは、ジョイコン側面のシンクロボタンを押して、本体との接続が確立されるかテストしてください。具体的には、まずジョイコンを本体から取り外し、ジョイコン側面にあるシンクロボタンを何度か短く押しましょう。また、全てのボタンが反応するか確認し、特に反応が鈍いボタンがないかチェックすることも重要です。これにより、不要な修理を避けられる場合があります。
正しい充電方法を確認する
正しい充電が出来ていないためにジョイコンが使用できない場合があるため、本体の電源とACアダプタを確認してみましょう。
本体の電源については、コントローラーを取り付けているSwitch本体の電源がオフの状態ではジョイコンを充電できないため、電源をオン・またはスリープにして充電を行ってください。
次にACアダプタですが、コントローラーをフル充電したい場合は、ACアダプタを接続したドックに差し込むか、本体にACアダプタを接続する必要があります。
ACアダプタを接続しないと、ジョイコンは半分程度しか充電できないのでご注意ください。
スティックやジャイロセンサーの補正を行う
ジョイコンを触ってないのに勝手にゲームキャラクターが動き出す時はスティックの補正、プレイ中に、キャラクターの視点や照準がずれてしまうときは、ジャイロセンサーの補正を試してみましょう。以下をご参照ください。
スティックの補正
HOMEメニュー
⇒設定
⇒コントローラーとセンサー
⇒スティックの補正
⇒補正したいジョイコンのスティックを倒し続ける
⇒スティックの反応を確認し、Xボタンで補正
⇒補正する
ジャイロセンサーの補正
HOMEメニュー
⇒設定
⇒コントローラーとセンサー
⇒ジャイロセンサーの補正
⇒コントローラーを補正する
⇒補正したいジョイコンの（－）または（＋）ボタンを長押し
⇒補正したいジョイコンを水平な場所に置いて、しばらく待つ
⇒補正が完了しました
⇒OK
ソフトウェアアップデートを行う
ジョイコンのソフトウェアのアップデートを行うことで、不具合が解消する場合もあります。以下の手順でアップデートを試してみましょう。
HOMEメニュー
⇒設定
⇒コントローラーとセンサー
⇒コントローラーの更新
使用環境、使用状況を確認する
ジョイコンが無線で使用できなくなったという場合は、使用環境や使用状況を確認してみることで、ジョイコンの不具合を解消できることがあります。適切でない使用環境としては、ジョイコンやSwitchに非正規品のカバーをつけている、Switchが金属製のものに触れている、電子レンジなど、電波を発する機器が近くにあるといった点が挙げられます。これらの使用環境であると、ジョイコンの無線接続が出来なくなってしまいます。
修理依頼の際に確認しておくこと
どこに依頼するのが良い？
ここまで見てきたように、Switchに何らかの不具合が生じたことで、焦ってそのまま修理に出してしまうのではなく、一度立ち止まって自分で問題を解決しようとすることは大切です。しかし、そうは言っても修理に出さないと直らない場合もあります。そこで、修理依頼をするわけですが、どこに依頼するのが自分にとって最適なのでしょうか。ここからは、2つの依頼先の候補をご紹介していきます。どちらが自身にとってベストな選択肢なのか、考えてみてください。
データはどうなる？
Nintendo Switchでは、Nintendo Switch Online加入者はクラウドバックアップ機能を利用することができますが、すべてのゲームがクラウドバックアップに対応しているわけではありません。対応していないゲームのデータは、他のSwitch本体へのデータ移行を考慮する必要があります。また、修理から戻ってきた後、データの復旧にはNintendoアカウントでのログインが必要です。そのため、アカウント情報もあらかじめ確認しておくことが重要です。
任天堂の修理サービス
任天堂の公式サイトから申し込みが可能です。ほとんどの修理に対応しており、保証期間の1年以内かつ通常使用での故障は無償で対応します。その際、付属の保証書も必要になりますので、必ず大切に保管しておきましょう。保証期間外や自損の場合は有償での対応となります。修理期間は平均10〜14日、修理価格は公式サイトをご参照ください。
専門の修理店
任天堂の修理サービスに依頼すれば、確実なサービスを受けられますが、修理期間が長くなることが多く、修理内容によってはデータが消えるため、任天堂以外に修理依頼をしたい方は専門の修理店に依頼しましょう。メーカーの公式サービスと比べ、修理期間が短くなっているのですぐにまた遊びたい方はこちらがおすすめです。
修理期間
既に先ほどご紹介していますが、任天堂の修理サービスと専門の修理店とでは修理期間に大きな違いがあります。専門の修理店に修理を頼むと、最短で即日修理、即日引き渡しをしてもらうことができます。これに対して、任天堂の修理サービスに修理依頼をすると、修理期間は平均10〜14日、長いとおよそ1か月はかかることがあります。公式のサービスに修理依頼をするか、専門の修理店に依頼をするかの判断基準の一つとして修理期間は重要な要素ですので、どちらに依頼するか吟味しましょう。
修理料金
修理料金は、Switchが通常モデルか有機モデルかによって値段が変わってきますが、ここではひとまず多くの方が使用しているであろう通常モデルの修理料金をご紹介します。
Switch通常モデルの修理料金の目安を以下に表示していますので、ご参照ください。
CPU基板の故障⇒13,200円（税込）
液晶ユニットの故障⇒8,800円（税込）
スタンドの故障⇒330円（税込）
上記以外の部品⇒4,950円（税込）
まとめ
Nintendo Switchを修理に出す前には、いくつか重要な確認事項がありました。まず、保証期間内か確認し、有効なら公式サービスや専門の修理店を利用します。また、修理でデータが失われる可能性があるため、セーブデータやダウンロードソフトはバックアップを取っておきましょう。バックアップは、Nintendo Switch Onlineのクラウドサービスを利用するか、別のSwitch本体にデータを移行する方法があります。また、修理依頼書には故障の症状を詳細に記載し、修理後のトラブルを避けるためにも事前の通信をしっかりと行うことが重要です。これらの準備をしっかりと整えて、安心して修理に臨みましょう。
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今回、この記事ではSwitchを修理に出す前に確認しておくべきことについて解説いたしました。この記事を読んで、Switchを修理に出してみようと考えている方がいらっしゃるかと思います。どの業者に修理をしてもらうのか、しっかりと比較検討し、吟味する必要がありますが、それでもどの業者に依頼すれば良いか分からない方はいらっしゃるかと思います。
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