スマホのバッテリー交換で後悔しないポイントは3つ。業者選びは慎重に!
スマホのバッテリー交換なんてカンタンな修理は、どこの業者にお願いしても変わらないと思いがち。1円でも安い業者にお願いしたくなりますが、バッテリー交換で失敗してさらに不具合が出ることもあるんです!
「安かろう、悪かろう」の落とし穴にひっかからないよう、スマホ修理業者をしっかり選びましょう。質の低い修理をされないようご注意を。
バッテリー交換で後悔しないポイントは次の3つ。このポイントを押さえれば、業者選びでの失敗を予防できます!
1.「PSEマーク」のないバッテリーに交換されてしまうケース
「PSEマーク」は、「PSE」を丸がひし形 で囲んだマークの2種類。
モバイルバッテリーの場合は丸PSEの表示が入ります(下図右)。
「PSEマーク」は国の定める規格をクリアしたバッテリーのみに表示が許されています。品質基準を満たした製品の証明であり、いわば公的なお墨付きのようなものです。
この「PSEマーク」の導入のきっかけは、リチウムイオン蓄電池を搭載した電子機器、ノートPC、スマホの発火事故が多発したことにあります。バッテリーは構造的に単純で事業参入しやすく、コストを優先するあまり安全レベルの低い製品を製造販売する事業者が跡を絶ちません。そこで、品質の低いバッテリーによる火災をきっかけに、国がメーカーに検査を義務づけました。ただし、あくまでもメーカーによる自主検査のため、PSEマークがあれば100%安心とは言い切れません。しかし、「PSEマークのあるバッテリーに交換してくれること」は、安心して任せられる修理業者を見極める一つの目安になります。
2. 適切な処置の手順を守ってバッテリー交換をしているか?バッテリー交換でスマホがショートしたなどの口コミがないか
バッテリー交換に限らずスマホの修理では、まずバッテリーのコネクタ(本体との接続部分)を外すのが基本です。電源を抜いてからバッテリーを外さないといけないのに、この手順を守らずショートさせてしまうケースを多く見かけます。
バッテリーのコネクターを外さないまま作業を進めると「バックライト切れ(画面が映らない)」が起こるなどスマホに更なる不具合が出る場合があります。
忘れてはいけないのは、スマホは精密機械だということ。この他にも、スキップしてはいけない細かい手順があります。例えば、修理業者さんは作業時に汗や静電気には十分注意しなくてはいけません。
導電性マット、静電気を逃すリストストラップ、絶縁ゴム手袋など静電気対策する必要があります。人体や工具による静電気対策を怠ると、バッテリー交換中に電源がなぜか入らなくなってしまった!なんてケースも発生してしまいます。
3. バッテリー固定テープにもご用心
バッテリーを固定する両面テープは、スマホ専用のものが望ましいです。普通の両面テープで固定するとシールが剥がれてしまい、スマホ内部でバッテリーがカタカタ揺れることもあります。 内部でパーツが動いてしまうんですね。スマホの故障の原因になります。
最近のスマホはバッテリー一体型が主流で、内部パーツを両面テープで固定しています。iPhoneシリーズはその代表格ともいえます。バッテリー交換時には、フレームとバッテリーの間の両面テープを工具で剥がします。交換後は「バッテリー固定用両面テープ」を貼って固定します。
スマホを分解修理する業者さんによっては、もともと貼ってあった両面テープを除去さえしないで、見た目で大丈夫そうならそのまま貼り戻しまったり、文房具の両面テープを使用し続けている店も多くあります。 専用両面テープはコストがかかるためでしょう。残念ながら低価格には理由があるのです。
専用両面テープを使用しても、数百円くらいの出費です。元と同じ強度、安全性になるのなら、専用両面テープの使用をおすすめします。
これがバッテリーを本体に固定する専用両面テープです。形状ですぐに見てわかりますね。
機種によって両面テープの形状も異なります。 2枚もしくは3枚でしっかりとバッテリーを固定してくれるので、開封時に近い安心レベルになると思います。
「iPhone 6 Plus/6s Plus」「iPhone 6/6s」「iPhone8」 「iPhone 11/Pro」 モデルごと機種ごとテープの大きさが違います。バッテリーのジャストサイズになっています。
バッテリー交換というと、カパッと本体からバッテリーを抜いて新品のバッテリーにはめ替えるくらいのシンプルな修理のように感じますよね。しかし、修理には、スマホのカバーを外して開けて、バッテリーや部品を外して解体する必要があります。 そのため通常の修理と同様、バッテリー交換に事故リスクはつきものです。
スマホのバッテリー交換でもリスクはつきもの。少しでもリスクを減らす丁寧な対応をしてくれるかが、業者選びのカギ。
iphone修理工房では、少しでも修理リスクを減らすために、工具にも注意を払っています。スマホ修理に使うドライバーは、通常の精密ドライバーではなく 最新式の専用ドライバーを使用しています。 これによってスマホ内部の小さなネジ頭の溝をなめてしまう(つぶしてしまう)ことがなくなります。
最新の工具や適切な材料を使った丁寧な仕事が、スマホ修理には欠かせません。
ご存じの方も多いと多いと思いますが、スマホのバッテリー交換は安価にお願いすることができます。なかには「お預かり60分でバッテリー交換、地域最安値」を謳う業者さんもいます。
バッテリー交換中に電源がなぜか入らなくなってしまった!なんてことにならないよう、スマホのバッテリー交換にも失敗はある!ということを念頭に置いてもらい、しかし、リスクを考えると丁寧に慎重にスマホを扱ってくれる、修理業者に出すことをおすすめします。
迷ってらっしゃる方は、さまざまな不具合にも対応できるiPhone修理工房にお問い合わせください。お待ちしております!