iPhoneのWi-Fiが入らない…⁉︎故障の原因と直し方
今まで使えていたiPhoneのWi-Fiが突然使えなくなった!
そんな時に考えられる原因や理由、直し方について
説明していきたいと思います。
Wi-Fiが繋がらない理由
ソフトウェアが故障の場合
本体のプログラムやシステムエラーなどが考えられます。
まれにアプリや本体自身のアップデート処理を
行なっている最中に突然電源を切ったりすると
急な負荷がネット回線にかかり、
システムエラーを起こす場合があります。
ハードウェアが故障の場合
部品の故障…主にiPhone内部のWi-Fiアンテナが
破損したと考えられます。
iPhoneは精密機械です。
落としたり、水没させたり、熱されたりすると
いとも簡単に壊れてしまいます。
例えば落下の衝撃でWi-Fiアンテナの端子が
壊れたり、ずれたりすることによって
Wi-Fiの接続が出来なくなるエラーが発生します。
外部接続に問題がある場合
一方、珍しいようでさほど珍しくないのが、
Wi-Fiを発信する側のルーターが破損しているケースです。
そういった場合、Wi-Fiの設定が消えていたなどの
ルーター自体のエラーでWi-Fiが繋がらないこともあります。
こんな使い方をすると入らなくなる⁉︎
iPhone本体が故障してWi-Fiが接続できないとなった場合、
故障自体は突然怒ったとは限りません。
持ち主の普段のiPhoneへの扱いが
積み重なっている可能性も大いにあり得るのです。
ベッドやソファに放り投げる
外から帰ってきたり、トイレに移動したり、
服の着替えをしたりなどする際に
とりあえず置いておこうといったていで
ソファーやベッドにiPhoneを投げるのは大変危険です。
人間にとって柔らかい場所であろうと
iPhoneにとっては十分な衝撃があるのです。
その結果、例えば内部に入っているアンテナ端子が
外れてしまったり、精密部品にヒビが入ったりします。
これによってWi-Fiを拾わなくなることがあるのです。
一方、いわゆるガラケーは本体が丈夫でした。
そのため、多少放り投げても問題ありませんでした。
恐らくそういった先入観もあるのかもしれません。
逆に言えば、同じ性能だからといって
ノートPCを同じように投げ込んで無事に済むでしょうか。
iPhoneも例外ではないのです。
お風呂場に持ち込む
半身浴のお供に、風呂掃除中にBGMをかけたい、
湯船に浸かりながら動画を見たい、などの目的で
湯気の立つお風呂場にiPhoneを持ち込むのも大変危険です。
いくら生活防水加工がされているとしても、
水深10mくらいまで耐えられるとしても、
それは水という塊から防げるという意味です。
水蒸気のように細かい粒だと、
スピーカーやマイクの穴から侵入してきます。
そしてiPhone6は完全防水でないどころか
生活防水ですらありません。
iPhone8、10で多少保護する能力が上がったとしても
やはり限度があります。
iPhoneの内側にも防水シールは貼ってありますが、
ラバーなので、お湯に弱く、
水蒸気を浴びると溶けたり、膨張したり、
いたんでしまうことがいくらでもあります。
結果として中の部品をいたませてしまうので
お風呂に持ち込むのはやめましょう。
それでも持ち込みたい時は…
ロードバイク用の自転車に取り付ける
直射日光からも雨嵐からも防げる
5万は下らないと言われる保護ケースならば
もはや問題ないでしょう。
よく使われるジップロックも油断できません。
いくら密閉性が高いと言えど、
意外と隙間から水分が入ってしまうのです。
半身浴などで寝落ちしてしまった時など、
気付いたらiPhoneの本体内部で水蒸気が結露して
水浸し…水没状態ということも珍しくありません。
こういった、“目に見えない水没“で
本体が故障し、Wi-Fiが繋がらなくなる可能性も
大いにあり得るのです。
よって、できればお風呂場に
iPhoneを持ち込まないのがベストです。
自分で修理することは可能か
『ひょっとしたら自分の手で何とかなるかも知れない』
そういった希望を抱くのは不思議ではありません。
しかし以下のこういったトラブルを引き起こすかもしれません。
ケーブルの切断
まず手始めに本体の外蓋を開けようとして
ちょっと引っ張ったつもりで
うっかり中のケーブルを引きちぎってしまうことがあります。
そうすると本体が接続不良で
Wi-Fiが入らないという事態も引き起こす可能性があります。
ホコリが入り込む
室内にせよ、屋外にせよ、意外とあたりには
小さなホコリが舞っています。
それらが蓋を開けたiPhoneの中に入り込むと
精密パーツの集合体なので、あとあと位置がずれたり
部品が外れたりといった故障の原因になり得ます。
ネジを間違える
iPhoneはパーツごとにネジの大きさも長さも違います。
一見同じように見えても実は違う場所のパーツ、
そんなことはいくらでもありえるので
とりあえず抜いたネジを無造作において
どこのパーツかわからなくなる、または間違えると
やはり故障の原因となり得ます。
せめて内部がどういった構造になっているか
詳しく知ってからのが良いでしょう。
生半可な知識で手を出して余計壊したとなると
さらに高い修理費用を払うことになるかもしれません。
ではどうするべきか‼︎
Wi-Fiの部品は内部についていることが多いので、
慣れていない人間がいじるのはまず避けた方が無難です。
ただし、本体の動作確認は個人の範囲でできます。
Wi-Fiが繋がらない時に以下の方法を試すと
元に戻る場合があります。
本体の動作確認
更新の確認
iPhone本体の設定にアップデートプログラムがあれば、
そちらを更新することで復活する場合があります。
ネットワークのリセット
iPhoneの設定から機内モードを選択し、
一旦オンオフを切り替えることで
ネットワークを再び検出できる場合があります。
初期化
こちらはiPhoneの全ての設定を完全にリセットして
Wi-Fi設定を入力し直せるようにする方法です。
ただし、こちらはPCに本体のバックアップが必須です。
一方、お家のWi-Fi環境が壊れている可能性もあり、
したがってルーターを調べてみる方法があります。
修理方法は
ソフトウェアの故障の場合
まずは機種の現状確認
Wi-Fiが繋がるか、アップデート情報はないか確認します。
そして、現状を確認したのち、システムエラーの起きている
プログラムを整理いたします。
それでもダメなら復元
これはいわば今までのデータを完全に消去して
リセットすることでプログラム上でこんがらがった
データを整理する方法です。
そのため別途、ご自身で今までに溜めてきた
Wi-Fi設定以外の大事なデータ(画像、音楽、連絡先etc)を
別途PCにバックアップする必要があります。
ハードウェアの故障の場合
Wi-Fiのアンテナが壊れていた場合
内部のWi-Fiアンテナパーツを交換すれば完了です。
基板(ロジックボード)が壊れている場合
こちらは深刻なダメージといえます。
したがって、本体の内部パーツを大きく交換することになり、
場合によっては新規買い替えの方が早いかもしれません。
Wi-Fi故障の修理費用
それでは実際にiPhoneのWi-Fiが入らなくなった場合の
修理費用を紹介します。
ソフトウェアの場合
5000円ほど
こちらはiPhoneの配信するアップデートデータ共々
どの機種でも基本的に同一なので価格に大きな変動はありません。
ハードウェアの場合
1万〜15000円ほど
なぜハードは値段差が大きく開くのかというと、
機種によって部品代が違うためです。
いわば、新しい物ほど部品代は高くなる傾向にあり、
最新のパーツは特に入手しづらいのです。
それこそWi-Fiのアンテナは最新機種ならば
入手できるまで1年くらいかかります。
そのため、スムーズに修理を行えるのは
およそリリースから2年ほど経った機種と言えるでしょう。
まとめ
iPhoneにWi-Fiが入らない主な理由
携帯内部のアンテナ故障、プログラムエラー、
ルーター自体が壊れている、など。
iPhoneにWi-Fiが入らない主な原因
プログラムが混雑している、落下の衝撃、
水蒸気などによる水没現象、など。
自己対処は現状確認まで!
修理は専門店にお任せが一番無難、またはベストです。
iPhone修理工房では、修理まで持って行かなくても
最近Wi-Fiが入りにくいといった不調な段階からの相談や
現場確認もさせていただいております。
もしご不安な場合、まずはお近くの店舗まで
ご自身の不調なiPhoneを持ってご相談ください。
その際は念のためにぜひバックアップを!
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